2007年08月16日
憧れのポプリ

私がハーブや香りに関心を持つようになったきっかけは、確か子供の頃に読んだポプリの本でした。その本は今はどこへ行ってしまったのか、もう手元にはなく、著者の方の名前も本のタイトルも思い出せないのが残念。
今思えば、ごくごく初歩的なポプリの作り方を紹介した内容だったかと思いますが、色とりどりの花びらや、芳しいハーブ、珍しい名前のスパイスに関する記述にうっとり。でも当時はもちろんインターネットなんてないし、現在のように気軽にポプリ作りの材料が手に入る時代・環境でもなく、子供だったので通販の知識もなければお金もない。ただひたすらその本を読んで憧れていたものでした。
そして月日は流れ、ようやくハーブやエッセンシャルオイル、それらにまつわる情報などが身近なものになった頃には、関心はポプリよりもエッセンシャルオイルを用いたアロマセラピーや、お香、アロマキャンドル、手作りコスメといったものに向くようになり・・・。
でも最近、改めてポプリの世界に惹かれつつあります。
つい先日もキャンドル友達とお喋りしていた時、「様々な色やデザインのキャンドルを作っていても、結局はシンプルな白いキャンドル、自然のままの蜜蝋キャンドルに立ち返ってしまうのかもしれない」という話になりました。
本当にその通りだなぁと思いました。
ポプリは古の時代から楽しまれてきた香りの雑貨。ベーシックなキャンドル同様、原点に立ち返る愉しさや、優雅でクラシカルな魅力に惹かれます。
そんな中、夢中になって読み耽っているのが、日本におけるポプリの第一人者・熊井明子さんが書かれた本。花、ハーブ、香り、そしてもちろんポプリの作り方などが、ゆったりとした文章で綴られています。
既に絶版ですが、昔、熊井明子さんは子供用ポプリの本も出されていたようなので、もしかしたら私が子供の頃に読んだポプリの本も熊井明子さんが書かれた本だったのかなぁと思いました。
その熊井明子さんの著書に、「多分、(ポプリが好きな)彼女達もいったんはポプリから離れ、香水やオーデコロンなどにもっと強い関心を寄せることだろう。でもそれから時を経て再びポプリを思い出すのではないか」「自然の材料を使い、好みの取り合わせで自分だけの香りを作るという行為には安らぎがある」「どんなに文明が発達しても、人間の心には昔と変わらぬ不安や恐れがあり、お守りとしての価値も見直されているのかもしれない」といったことが書かれていました。
私もそんな“彼女達”の一人なのかもしれません。
写真は、昔、カオハガン島で購入した手作りポプリ。カオハガンの子供達が海で拾った貝殻をきれいに洗って乾燥させ、椰子の木片等と一緒に香り付けしたもの。ポプリが入っている容器は島のおばあちゃんがパンダナスの葉で編んだものだそう。香りは合成のポプリオイルを使用したものですが、私にとって思い出深い大切なポプリです。
Posted by sampaguita at 20:18
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