2006年05月02日
改めて石鹸作りの醍醐味について

棚にずらりと並んだ熟成中の石鹸
石鹸作りって面白いなぁって思います。
石鹸を作り始めて10年以上、サンパギータをオープンして7年が経つのに何を今更って感じですが(笑)、つくづくそう思います。
そして日々そう思えることは幸せです。
特に「おっ!」という石鹸が出来た時。
もちろん販売している石鹸は試作を重ねた自信作ばかりではありますが、毎日石鹸を作り続けていると、その中でも思いがけず(?)かなり手応えのある石鹸が出来る時があります。
例えばベルガモットワイン石鹸。
ジュニパーベリーとラベンダーを漬け込んだワインを配合し、ベルガモット精油で着香した石鹸なのですが、ベルガモット単一の香りにもかかわらず、ジュニパーベリー、ラベンダー、ワインの香りが加わり、深みのある絶妙な石鹸に仕上がっています。
こんな風にそれぞれの素材が調和し、昇華された石鹸が出来上がると、作り手として本当に嬉しい。
もちろんレシピを考える時点で「こんな石鹸にしよう」というある程度の予測をつけて試作をするのですが、この「思いがけず」はその過程における醍醐味の1つのように思います。
それは成功に向かう時もあれば、失敗に向かう時もあり、それは石鹸作りに限らず、あらゆるモノ作りでもそうかと思いますが、人間の持つモノ作りの力と、人間の力の及ばない「プラスアルファ」の部分に翻弄され、またそれを楽しみながら完成に辿り着くモノ作り。
中でも石鹸はその香りや使用感でちょっとしあわせな気分にしてくれる日用品であり、小さく丸く滑らかに形を変えながら最後には溶けてなくなってしまうもの・・・そんな所に惹かれます。
そしてこれからも約140g弱の直方体の塊に、心地良い使用感はもちろんですが、様々な季節感や素材感、物語性を込めて作っていきたいなぁと、今日も石鹸を作りながら思うのでした。
Posted by sampaguita at 18:06
│sampaguita






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