2006年05月13日

「竹」という素材


今月の石鹸に竹炭パウダーを使用した「星空モザイク」という真っ黒な石鹸があるのですが、先日、洗面所にその「星空モザイク」を置いていたら、遊びに来ていた母がとても気に入り、いくつか実家に持ち帰っていました。
竹炭パウダーという素材は個人的にも非常に気に入っています。竹炭パウダーを使用した石鹸を定番化したいくらい。

一時期ものすごく「竹」という素材にはまっていた時期がありました。
私の故郷の職業訓練校には竹細工のコースがあったので、機会があれば通ってみたいなぁなんて思ったりしていました。
きっかけは10数年前に読んだ「竹と建築」という本(出版元であるINAX出版は、デザインや建築に関する魅力的な本が沢山)。結構マニアックで地味な本なのですが(笑)、妙に気に入っていてよく読み返しています。

アジアの国々の多くは竹の恩恵に預かっているのかもしれませんが、しばらく暮らしていたフィリピンもあらゆる場面で竹が有効利用されていました。
大好きなカオハガン島の宿泊用コテージは竹とニッパ椰子で出来ていて、風通りが良くて本当に快適。ベッドも竹製なのですが、これもまた心地良くて日本に持ち帰りたかったです。
この竹ベッド、竹の産地であるボホール島から船に積まれてカオハガンに売りに来ていたのですが、小さな船に簡素な竹ベッドが山積みで、潮が引いた浅瀬に適当に並べて売っているというちょっと奇妙な光景。
価格は日本円に換算すると当時2千円くらいだったかな?日本への送料の方が何倍もかかりそうだし、きちんと処理・対策されている竹家具とは異なり、日本では気候の違いで割れたり、虫が付いたりすることがあると聞いたので購入は諦めました。

当時、仕事を辞めてフィリピンに来たのは良いけれど、自分がこれから何をやりたいのかまだ迷っている時期で、偶々フィリピンにも持って来ていた「竹と建築」を読みながら“フィリピンで竹家具作りを勉強しようかなぁ”なんて漠然と考えたりしていました。
結局その後、アイルランドと再度のフィリピン生活を経て本格的に石鹸作りに取り組む事になるのですが、今では石鹸作りという立場から竹炭パウダーという素材にアプローチできるのもまた面白いです。

Posted by sampaguita at 19:52 │sampaguita